探検日誌4 ロットネスト島探検記1

cody-abe2006-04-18

パース近くのロットネスト島に巨大UMA(未確認生物)がいるとの情報を得た私は早速情報収集に走った。パースの住人の話しによると、その巨大生物の名前はクオッカという名前らしい。
住人の話しによると、ある釣り人がロットネスト島で釣りをしていると、いきなり「バホ〜ン」という唸り声がしてきたそうである。釣り人が声のした方向に振り返ると、身の丈が5メートルはあろうかという生物が佇んでいたそうである。その姿は全身毛に覆われていて、鋭い眼光を放っていたという。私はその島へ渡るために現地ガイドを探した。しかし、その釣り人の一件があって以来、恐ろしくて島には誰も近づかないのだという。数十人のガイドにあたってみたが、誰一人としてガイドを引き受けてくれる者はいなかった。私が諦めはじめていたところ、日本のスイスペ本部から連絡が入った。
現地人の中に一人だけ同行してくれるガイドを見つけてくれたという。
ガイドの引き受け手がいないので、本部の方にもガイドを探してもらっていたのだ。
さすがは全世界に支部を持つスイスペ本部である。
このような組織があるからこそ、私の力を100%発揮できるのだ。
おっと、組織自慢はここまでにしておこう。


私はそのガイドに直接会いにいった。
ガイドは意外にも女性であった。しかし、その目には並々と危機センサーの光がみなぎっていた。カンガルーとボクシングの死闘も演じたこともあるのだろう。
数々の修羅場をかいくぐってきたに違いない。同じように修羅場を乗り越えてきた私には、その女性がただ者でないことがすぐに理解できた。
私は迷いもなく、その女性にガイドを頼むことにした。
幸いにもガイド役を買って出てくれた女性はクルーザー(写真)を所有していたので、すぐに出港することができた。島までは1時間程の距離である。
いよいよロットネスト島の探検だ。
船に乗り込んでから私の危機センサーは全開となっている。
生涯最大の危機を前にして、私の身体は小刻みに震えていた。
恐ろしくて震えてるのではない。武者震いである。
ガイドと共に私は探検への第一歩を踏み出した。


探検隊長 コーディー